インクルーシブ・アートについて

正式な美術教育は受けていないけれど、

 

ただ「好き!」という想いだけで絵を描(か)く人たちがいます。

 

なかでも近年は、特に障がいをお持ちの方などによる傑出した作品が、

 

「アール・ブリュット」や「アウトサイダーアート」などの名で

  

紹介されることも増えているようです。

 

一方ここでは、

 

もう少し概念を広げた上で、

 

「インクルーシブ・アート」と呼ぶことにします。

 

 

インクルーシブとはもともと、

 

「包括的な」や「全てを包み込む」の意をもつ英語です。

 

くわえて、時代による変遷や

 

シーン(教育、ビジネス等)による違いがあるようですが、

 

現代では、

  

「障がい者・健常者などの垣根をこえて、

 

さまざまな立場や環境の人たちが

 

それぞれの個性・能力を発揮することにより、

 

達成感や幸せを感じながら共生している状態」

 

を示すというのが、

 

考え方の一つとしてあります。

 

その考え方に基づき、

 

ハンディキャップの有る無しにかかわらず、

 

年齢や国籍などにもとらわれることなく、 

 

そうした方々の生み出した素晴らしい作品を、

 

当ギャラリー&ショップでは

 

「インクルーシブ・アート」のカテゴリーで

 

取り上げていきます。 


ワオ!フルが目指す

「共に支援し合う関係」

ワオ!フルでは、

 

インクルーシブ・アート作品の

 

アートプロダクト(二次利用グッズなど)を販売し、

 

売上げの一部を還元することで、

 

障がい者アート作家さんを支援させてもらうことに

 

重点を置いています。

 

ただこれは、一方的な支援ではありません。

 

この事業を継続することができるということは、

 

私たちスタッフが「作家さんたちから支援していただく」ということでもあります。

 

このように、互いに支え合う関係を深めながら、

 

共に生きる社会の新しい姿を追及していきたいと、

 

ワオ!フルでは考えています。